ワキガの原因

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わきが(ワキガ・腋臭)について正しく知ろう

ワキガ(腋臭)は、正式には腋臭症(えきしゅうしょう)といいます。おもに脇の下から発する強烈なニオイが特徴です。

 

「ワキガ臭」と「汗臭」は別物です。どう違うかというと、ニオイの発生原因が異なるのです。

 

その違いと、ワキガの原因を見てみましょう。

 

ワキガ臭の原因

エクリン汗腺、アポクリン汗腺、皮脂腺の説明

ワキガは、3つの汗腺類(アポクリン汗腺エクリン汗腺の2種類の汗腺と皮脂腺)からの分泌物が皮膚常在菌によって分解されて発生する臭いです。

 

なかでも主要な原因は、アポクリン汗腺からの分泌物です。これがワキガの原因ともいえます。

 

いわゆる「汗臭さ」というのは、エクリン汗腺からの汗の分泌により増殖した皮膚常在菌が、皮脂や角質などを分解するときに発生するニオイです。

 

それに対してワキガ臭というのは、アポクリン汗腺から分泌された汗に含まれる成分を常在菌が分解するときに発生するニオイと考えてよいでしょう。

 

アポクリン汗には、脂肪やタンパク質、鉄分などが含まれています。それを常在菌が分解するため、強烈なニオイを発生させるのです。

 

アポクリン汗がワキガの主要な原因ですから、ワキガは、アポクリン汗腺の数が多く、そのためアポクリン汗の分泌量が多い、特定の人にしか発生しません。つまり、ワキガは体質的なものなのです。

 

なお、欧米では約7割が「ワキガ体質」といわれ、あまり気にされていないのですが、日本では「ワキガ体質」の人が少ないので、肩身の狭い思いをしているのですね。

 

ワキガに関係する3つの汗腺類

ワキガの主要な原因はアポクリン汗腺ですが、エクリン汗腺や皮脂腺の分泌物も関係します。3つの汗腺類を簡単に比較しておきましょう。

 

エクリン汗腺

アポクリン汗腺

皮脂腺

  • 全身に分布。
  • 皮膚表面から比較的浅い部分にあり、皮膚表面に開口。
  • エクリン汗は、成分の99%が水分。わずかに塩分を含み、汗自体は無色・無臭でサラリとしているのが特徴。
  • 主に腋、その他陰部など特定の部位に存在。
  • エクリン汗腺より深いところにあり、毛穴に開口。
  • アポクリン汗は、脂肪やタンパク質、鉄分などの成分を含み、乳白色で、少し粘り気があるのが特徴。
  • 毛穴に開口して皮脂を分泌する器官。
  • 分泌された皮脂は、エクリン汗と混ざり合い、皮膚表面に薄い膜をつくり、肌を保護。

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ワキガ臭発生のメカニズム

  1. アポクリン汗に含まれる「脂肪」「タンパク質」「鉄分」などが皮膚常在菌によって分解されると、強い腐敗臭を発します。
  2.  

  3. これに皮脂腺から分泌される「皮脂」が加わり、さらにニオイが強まります。
  4.  

  5. そして、この「臭いの元」がエクリン汗によって、脇全体に広げられ、脇毛と絡まることでニオイが発散されます。

 

これがワキガ臭の正体です。汗腺類からの分泌物と皮膚常在菌――これらがそろって強烈なワキガ臭を発するのです。

 

エクリン汗腺・アポクリン汗腺・皮脂腺の数や密度、活動の度合い、そしてアポクリン汗の成分、皮膚常在菌の種類・数には個人差があります。そのため体臭は人それぞれに違うのです。

 

ワキガ臭の強い人は、アポクリン汗腺が多い体質の人と考えれば分かりやすいでしょう。ですから、ワキガを根本的に直すには、アポクリン汗腺を除去する必要があるのです。

 

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